「能楽勉強会」事務局が選ぶ
オススメの能楽&解説書
![]() 1 とにかくビジュアルが一番!派手好みの人には、 「石橋」 一言で言えば、牡丹獅子。半分に、はしょってあることが多いです。 2 幽玄っぽい雰囲気にあこがれる元文学少年・少女達には、 「清経」 トレンディ系です。 3 もともと源氏物語がすきでさあ、という人には、 「葵上」 「葵上」と言ってもといっても、主人公は六条御息所です。 4 平家物語の世界に入ってしまいたい人には、 「船弁慶」(前述「清経」もおすすめ!) ビジュアル系に片足踏み入れてます。 5 話がわかりやすいのが第一で、ビジュアル嗜好の人には 「安宅」 一言で言えば、武蔵坊弁慶大活躍、「勧進帳」です。6 話がわかりやすくて、幽玄なのがいい人には、 「羽衣」 三保の松原で漁師が天女にであったって言うあのお話。 7 話がわかりやすくて、怖い話がいい人には、 「安達原(黒塚)」 昔話で一度は聞いた、寝床に旅人の骸骨を山積みしてある鬼女のお話。 番外 めったに出ないけど、チケット高いけど、ちょっと寝る時あるかもしれないけど。。。 「道成寺」 「うわあ」と思う瞬間があるお能です。 各演目の所要時間は、「能の事典」(三省堂 戸井田道三監修)によりました。 ![]() 1 事典的なもの ◎「岩波講座 能・狂言」(岩波書店 いろんな人が書いてます) 初心者向けとは言えないけれど、とりあえず能のことなら、なんでもわかる本。◎「能の事典」(三省堂 戸井田道三監修)系の本 能楽鑑賞のお供に、能楽堂へ携えていきたい本。◎「まんが能百番」(平凡社 作画渡辺睦子 解説増田正造) あらすじやら曲の内容を、手っ取り早く理解するにはなんと言ってもこの本。 あと1冊・・・、 ◎「能の見どころ」(玉川選書 中森晶三) 演者の立場で書かれています。 2 能という芸術についてのエッセイ ◎「能 神と乞食の芸術」(せりか書房 戸井田道三) 私のイチオシです。◎「能 現在の芸術のために」(新曜社 土屋恵一郎) ちょっと個性的な視点を持った本です。◎「心より心に伝ふる花」(白水ブックス 観世寿夫) 能のキーワードのひとつ「花」を知るヒントを得られそうな気がする本です。 3 演目についてのエッセイ どちらかと言えば、能についてのエッセイよりもとっつきやすい本が多いかと思われます。 ◎「女の能の物語」(淡交社 筒井曜子) 珍しくカルガモパパも読む気になったこの本。◎「能に就いて考える十二帖」(東京書籍 林望) 素敵な写真もたくさん載っています。 4 雑誌など ◎『月刊観世』 いきなり読むのもどうかと思いますが…いちお。◎『別冊太陽 能』同じく『別冊太陽 道成寺』 初心者からかなり鑑賞歴のある人まで面白くできていると思います。 (文責:雲井カルガモ) |
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