使用する面
前シテ 山伏 直面(ひためん) 面は使用しません。
後シテ 天狗 (おおべしみ)

※べしは通常では表示されないため、画像で表示しています
カッと見開いた目とへの字にぐいと食いしばった口が特徴です。
「鞍馬天狗」「車僧」など天狗の面として使用されます。
ツレ 帝釈天 天神(てんじん) 菅原道真に由来する面で、強い神の役柄に使用されます。

その他「大会」情報
五番目物(切能)

典拠:「十訓抄」第一

間狂言には、数人の木葉天狗が登場

小書(特殊な演出のこと)は無し

作者は、金春禅竹か?


最後に…
昔に一度だけ観ました。
後場で、めちゃくちゃ大きな頭のお釈迦様が登場したので、笑ってしまったのですが、さらに、お釈迦様の面をとったら、その下から見の面が出てきたので驚きましたね。
こんな能楽があるのか、と、凄いな、と。
最後は早笛で場面が急展開して、ツレの帝釈天さんが登場、豪快な所作の働を舞って、シテの天狗は逃げていく。帝釈天さんはエライってことが言いたかったのでしょうか。
誰が教えてください。(←調べろよ!)
ぜひ、もう一度観てみたい演目です。


(文責:りり)

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